[041] ウッドチップ輸出

ニュージーランドで生産されるウッドチップの多くは国内のパルプ製造業や木質パネル製造業で消費されるため、ウッドチップとしての輸出量は比較的控えめな数字です。

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針葉樹ウッドチップの輸出量は2015年実績で約14万トン、2001年ピーク時の37%に留まっています。ほぼ全量が日本向けで、最大輸出港はワンガレイ。樹種はいうまでもなくラジアータ・パインです。広葉樹ウッドチップの輸出量は2015年実績で約12万トン、こちらは緩やかな増加傾向にあります。やはりほぼ全量が日本向けで、最大輸出港はインバカーギル(ブラフ)。樹種はユーカリが主で、一部アカシアもあります。

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ウッドチップ輸出大国として有名なのは隣国のオーストラリア。ニュージーランドと比べ、約5倍の針葉樹チップ、43倍の広葉樹チップを輸出しています(2015年数量比較)。オーストラリアのウッドチップ輸出相手国も長らく日本がトップでしたが、近年は広葉樹チップ輸出で中国向けが最大となっています。


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