[020] 人工林の樹種 (2)

ニュージーランド林業といえば真っ先に思いつくのはラジアータ・パインですが、他の植林樹種にはどういったものがあるでしょうか。(写真は見本林で見かけたスギ)

Sugi2

ラジアータ・パイン以外の外来の人工林樹種としては、主に以下が挙げられます。
• ダグラス・ファー (Pseudotsuga menziesii)
• マクロカパ (Cupressus macrocarpa)
• ユーカリ (Eucalyptus spp)
• サイプレス (Cupressus lusitanica, Chamaecyparis lawsoniana, Cupressocyparis leylandii)

ダグラス・ファーは「米松」として日本市場でも大変なじみの深い樹種ですが、ニュージーランドの人工林面積の6% と、ラジアータ・パインに次ぎ第2位のシェアを占めています。原産は米国オレゴン州で、ニュージーランドでは主に南島に植林されています。成長はラジアータ・パインに比べ遅いものの、より構造用に適した素材です。

その他の樹種(マクロカパ、ユーカリ、サイプレスなど)も、シェアこそ小さいですが、それぞれの特性・用途に応じた貴重な市場を形成しています。代替樹種として、主に中小規模の森林所有者を中心に植林・出荷されています。


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