[077] スギ以上、ヒノキ以下。

スギ、ヒノキ、ラジアータパイン、ベイツガ、ベイマツの木材特性(比重・収縮率・強さ・曲げヤング)を比較してみました。

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最初に幾つかことわりを。基礎データは日本木材総合情報センターさんのホームページより拝借させて頂きました。そのデータを各項目毎に、スギの数値を100として指数化。「総合点」は、気乾比重・収縮率・強さ・曲げヤング係数にそれぞれ25%ずつの重みを与えた、便宜上の比重平均です。収縮率は、ここでは高指数=良材とするため、逆数を用いました。また各樹種の値は、実際には地域差や個体差、品種の違いなどによりばらつきがありますから、あくまで参考値とします。

さて、ここで一番試してみたかったのは、ラジアータパイン vs スギです。そして、他の競合樹種と比較してどうでるか。結果は予想していた通り、ラジアータパインの木材特性は「スギ以上、ヒノキ以下。」でした。「総合点」はスギ100点に対し、ラジアータパイン111点、ヒノキ115点。単一データからの数字遊びではありますが、ラジアータパインは総合点で見てもスギよりも11ポイント高く、むしろヒノキに近い。ラジアータパインは様々な用途に及第点を持って使える樹種であるという、ささやかなる証明です。

実際にラジアータパインの特徴として、その製品の汎用性があります。製材系(エンジニアードウッドを含む)に限っても、長尺のクリア・無節がとれる、必要十分な強度、人工乾燥や各種加工・仕上の扱いやすさ、防腐処理性能などが、その汎用性を支える長所として挙げられます。現実としてニュージーランドやオーストラリアでは、構造材も造作・家具材も産業資材もアウトドア材も、全てラジアータパインがメインで使われており、構造躯体や防腐材も50年の耐用を保証します。


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